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家計の見直し 保険について

家計の見直し 保険について

こんにちは。

exit.です。


新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまった方や収入は減ってはいないけど今後のことを考えて支出を見直したい方など、家計の見直しする理由にもいろいろな理由があるかと思います。今回は、家計の固定費としての保険を取り上げていきたいと思います。


まず保険の前に、家計の見直しで支出を特に削りたいと考えている場合のことについて触れておきたいと思います。多くの人は「食費や交際費、旅行などの娯楽費を削るのが簡単そうだ」と考えるかもしれませんが、この手の方法は挫折してしまう確率を上げるだけになってしまうことがあります。先に挙げたような食費などは目立つ項目ではあるのですが、変動費であるため、毎月何円削減するという目標の立て方には向いていません。毎月の金額ベースで目標を立ててしまうと、ストレスが溜まってしまい、結局長続きしなくなってしまいます。節約を成功させるためには、固定費を見直すほうが、ストレスがたまりにくい分成功率が上がり、さらに効果が毎月発生しますので、効率的と言えます。


ここからは保険について、その意味や仕組みについてみていきます。まず、保険とは起こる可能性は低いですが、起こった時に損失が大きくなるものに対しての備えをするという意味合いがあります。例えば、火災で家が全焼するなどは、なかなかないと思いますが、起こってしまった場合、大きな損失になってしまいます。そのため、火災保険に入って万が一のために備える、というようなパターンです。そして、保険の仕組みとしては、保険契約者が保険料を支払い、そのお金を保険会社が運用・管理し、そして万が一の場合には保険会社が運用・管理しているお金から皆様に支払うという仕組みです。みんなで少しずつお金を出し合って支えていく仕組みで相互扶助と呼ばれます。


皆様が支払う保険料が決定されるには以下の3つの要素が絡んでいます。

①予定死亡率=過去の統計を基に、死亡者数(予定死亡率)を予測して、将来の保険金などの支払い必要額を算定します。

②予定利率=資産運用による一定の運用収益をあらかじめ見込んで、その分を保険料から割り引いて計算します。

③予定事業経費率=保険会社の事業運営に必要な諸々の経費を見込んで、保険料の中に組み込んでいきます。


また、保険には様々な機能があり、分けて理解をするとわかりやすくなると思います。学資保険のような貯蓄性の高い保険、生命保険や医療保険などのように万が一の保障をしてくれる保険、変額保険のように投資・運用するタイプの保険、生命保険料控除等のように税制面(節税)でメリットを得られる保険、500万円×相続の人数相続の非課税枠を利用する相続税対策(納税資金など)でメリットを得られる保険など、何を目的に保険に加入するもしくは継続するのかを考えることが大切だと思います。


最後に、結局保険は必要なのか、ということについて考えていきます。自営業者やフリーランスの方と企業などに所属している人とでは若干変わってきます。自営業者の方は収入保障保険を考えておいたほうが無難です(会社員の場合は、傷病手当が利用できます)。また、どのような保険がいいのか、本当に保険が必要なのか、保険を見直すべきか、という点については、まずご自身やご家族のライフプランを作り、数値化して見える化することが大切になります。そうすることで、万が一の場合の不足額や保険の掛け過ぎなどの問題点が分かりやすくなります。そのうえで、安心できる方(専門家など)に相談して決めることが、お金を守る(賢く保険を掛ける)という意味では安心です。保険が必要などうかは一概には決められませんが、不要な保険や掛け過ぎている保険を解約(もしくは払い止め)することは支出を見直すことにおいては必要で、不足している保証を補うという意味では保険が必要になる場合があります。


弊社では、ライフプラン表の作成や保険の見直し、資産形成についてのご相談を受けておりますので、ご興味のある方は、是非ご連絡をいただければと思います。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。