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政治経済 経済編 シェアリングエコノミー

政治経済 経済編 シェアリングエコノミー

こんにちは。

exit.です。

今回のテーマはシェアリングエコノミーです。


市場規模が年々大きくなっていくと予想されているシェアリングエコノミーですが、その種類には様々なものがあり、私たちの生活(モノやサービスの消費方法やお金の使い方や収入を得るもしくは増やすための労働など)に対して大きな影響力を持ってくると考えられます。シェアリングエコノミーは、日本での市場規模は2017年度には約766億円、2018年は約1,012億円、2019年は予想ではありますが約1,156億円と順調に拡大をしています(※下記参照)。ただし、コロナウイルスの拡大で2020年がどのようになるのかはわかりませんが、仮に市場が伸び悩むとしても一時的なものになるのではないかと考えられます。


シェアリングエコノミーとは、モノや空間やスキルを不特定多数の個人と共有して利用するもので、大きく分けて5つの領域があります。

①空間のシェア(民泊など)

②モノのシェア(レンタルなど)

③移動のシェア(カーシェアなど)

④スキルのシェア(知識・経験など)

⑤お金のシェア(クラウドファンディング)


①空間のシェア

空き部屋などを民泊に使ったり、空きスペース(土地)を駐車場にしたりするなど、普段あまり使っていない場所などの貸し借りを行うものです。日本でも有名なAirbnbなどがあります。


②モノのシェア

個人間で不要になったものの売買ができるフリマが代表格です。モノを「所有」するのではなく、一時的に「利用」するかたちへのシフトを促しています。メルカリなどがよく利用されています。


③移動のシェア

アプリで簡単に配車ができ、事前決済もできるライドシェアサービスを提供しているUberが有名です。マイカーや公共交通機関以外の選択肢として注目され、生活圏における移動を支えることで、地域の課題・社会的課題の解決にも役立つ可能性があるとされています。


④スキルのシェア

専門的なスキルを持つ人が空き時間で仕事がしたい場合や、ビジネスで培った経験を活かして副業をしたいなどのニーズに応えるものです。ランサーズなどは良く名前を聞くのではないかと思います。


⑤お金のシェア

クラウドファンディングとは、事業などのアイディアを持つ人や社会貢献をしたい人などが、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集めるものです。以下の4つの種類に分かれます。

(1)寄付型クラウドファンディングでは、リターンは基本的には発生しません(感謝状や手紙などが送られてくることはあります)。社会的な貢献性が高いプロジェクトが多いです。

(2)購入型クラウドファンディングでは、商品やサービスがリターンとなり、お金がリターンとなることはありません。

(3)株式投資型クラウドファンディングでは、出資者(投資家)は出資(投資)した企業の株式(未公開株式)を取得することができます。

(4)融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、ソーシャルレンディングとも呼ばれます。資金を貸していると考えられるので、金銭的なリターンが発生することがほとんどです。

クラウドファンディングに興味のある方はCAMPFIREやReadyforなどのサイトがありますので、ご確認いただければと思います。


人生100年時代と言われたり、定年延長が決定されたりなど私たちを取り巻く環境は大きく変わってきました。そして、今後も状況は変わっていくことが予想されます。シェアリングエコノミーは、皆様の生活だけではなく、うまく活用すれば収入源の分散にも役立つものだと思います。定年後にスキルのシェアを行う、空き部屋がある人は空間のシェアを行う、不要なものを売却する(モノのシェア)などすれば、現役時代の収入を増やし、定年後には年金以外の収入源を作ることができます。シェアリングエコノミーの特徴を活かしながら、賢く利用していけば、経済的にも利便性を考えても(少しでも)豊かになれるのではないかと思います。


※出典:矢野経済研究所2019年10月「2019シェアリングエコノミー市場の実態と展望」より


今後も皆様のお役に立つ情報を発信していきたいと思います。