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政治経済 お役立ち情報編 長生き時代に求められる資産運用

政治経済 お役立ち情報編 長生き時代に求められる資産運用

こんにちは。

exit.です。

今回は、人生100年時代を見据えた投資の重要性や方法について書いていきます。


「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」という本のタイトルは聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?たとえこの本のタイトルを聞いたことがなくても、「ライフシフト」や「人生100年時代」という言葉は聞いたことがある方は多いと思います。すでにこのあたりのテーマはほかのブログや新聞記事を含め、目にされているかとは思います。


以下のリンクで令和元年6月3日に出された『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」』のレポートを見ることができます。

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf

この中で、長寿化によって資産寿命が生命寿命により短くなってしまうリスクを指摘しています。大まかな目安として、保有する資産の内「100-年齢」の割合を株式などのリスク性資産として運用するのが望ましいとされています。


ここで、長期目線での投資・運用を実践するために有用な3つのポイントについてご紹介したいと思います。


①税制優遇のある制度を活用する

年間40万円を非課税で20年間運用できる積立NISAや運用と節税ができる個人型確定拠出年金(iDeCo)などの制度を利用すれば税制の優遇を受けて運用ができ、ポートフォリオを工夫すれば、長期・分散・積立運用ができます。


②生活に回す資金と運用に回す資金のバランスのとり方を考える

給与のうちのどのくらいを生活費として使うのか、どの程度を投資に回すのか、もしくは貯蓄に回すのか、というのは各人の予算や人生設計の計画によります。無理な計画を立ててしまうと、計画倒れになってしまいます。


③自身のリスク許容度に応じたポートフォリオの構築する

リスク許容度の高くない人のポートフォリオが株式100%となっている場合、そのポートフォリオはその人に適していないポートフォリオとなります。自分のリスク許容度に応じて、また、アセットクラス(株式、債券、不動産など)を分散させながら、ポートフォリオを組むのが理想的です。


また、運用するにあたって金融機関を利用することになりますが、金融機関ごとにメリットとデメリットがありますので、それらを比較しながら自分にあうものを選ぶ必要があります。


①証券会社(対面型)

メリットとしては、営業担当者に質問でき、そこで最新情報が入手できたりします。

デメリットとしては、全体的に手数料が高く、また自分の意に沿わない商品を提案される可能性があります。


②証券会社・銀行(ネット型)

メリットとしては、手数料などのコストが安く、時間や場所を問わずに24時間いつでも取引ができます。

デメリットとしては、商品選択を自分で行わなければならず、システムや端末にトラブルが起これば、取引ができなくなる可能性もあります。


③銀行(店舗)

メリットとしては、自分にとって身近な金融機関で取引ができ、預貯金や保険などの管理が比較的楽になります。

デメリットとしては、手数料などのコストが高く、投資信託は変えても個別株式などの取引はできず、選択肢が少なくなることなどが挙げられます。


個人年金保険のような保険商品を利用すれば、貯蓄の習慣があまりない人や苦手な人でも継続が比較的容易であったり、中途解約をする心理的ハードルが高かったりするなど確実に老後資金作りができる等のメリットがありますが、しかし、資産運用の観点からみると、効率的な商品といえるかは疑問です。保険商品であるため、保障のためのコストが含まれていることと、支払った保険料全額が積立に回るわけではないなど、決して資金の投資効率が高いわけではありません。


また、ロボットアドバイザーを利用する方法もありますが、ロボットアドバイザーが助言をするのは、投資におけるアセットアロケーションをどうするかということであり、個人が保有する資産の内、どの程度の割合を投資に回すかは投資家個人が決める必要があります。なお、アメリカでも相談できる担当者(ファイナンシャルプランナーなど)を通じてロボットアドバイザーを利用するという、人とテクノロジーを融合させるスタイルが主流となっています。


弊社では、皆様の資産形成に役に立つコンサルティングサービスや情報を提供していますので、ご興味を持たれた際はお気軽にお問い合わせください。