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世界経済 インドネシア編 第3回目

世界経済 インドネシア編 第3回目

こんにちは。

exit.です。

インドネシア編の第3回目はインドネシア第3の都市、西ジャワ州の州都

のバンドンについてです。

バンドン行きの高速鉄道の窓からの景色


ジャカルタからの高速鉄道に乗れば約3時間30分で到着するのが、インドネシア第3の都市のバンドンです。2014年の人口統計ではバンドンの人口は約247万人となっています(Statistic of Bandung City)。※ちなみに、スラバヤが第2の都市で人口が2015年の人口統計で約285万人です(City PopulationのKota Surabayaより)。

チケットの予約のフォーマット


バンドン行きへの高速鉄道はインターネットで予約ができ、座席もエグゼクティブ(ファーストクラスのようなものです)、ビジネスクラス、エコノミークラスから選ぶことができます。また、予約フォーマットが駅に置かれていますので、それを記入してチケットを買う方法もあります。当然、窓口でチケットを購入することもできますが、フォーマットを記入する方法と窓口で購入する方法ではインドネシア語で基本的な会話ができたほうが良いと思います。


歴史的には、独立戦争時に、オランダ軍に追い詰められたインドネシア軍がバンドンの街に火を放って撤退したということがあります。Halo-halo Bandungはその際に歌われた歌として今でも民族化として残っています。また、独立後のバンドンで1955年にアジア・アフリカ会議が開催されました。その会議にはインドからネルー首相、インドネシアからはスカルノ大統領、中華人民共和国からは周恩来首相(すべて当時の役職)といった錚々たるメンバーが出席していました。また、参加国は日本を含めた29の国と地域で、大半がもともとは欧米(アメリカやイギリスやオランダなど)の植民地だった国・地域でした。会議では平和十原則(正式名称は「世界平和と協力の推進に関する宣言」)が採択されています。


産業面及び経済面としては、バンドンはもともと繊維の街として洋服の製造・販売をしており、有名ブランドの製造も手掛けていました。今でもアウトレットモールがあり、有名ブランドの商品を買うことができます(ただし、正規品ではない場合もあるため、購入する際には注意が必要です)。観光業も盛んになっており、おしゃれなレストランやカフェが多くあります。また、バンドン郊外には温泉が湧く地域もあるため、リゾートとしても人気があるそうです。ジャカルタに住んでいる人が、週末に温泉に出かけることもあるそうです。また、街中では絵画を飾っていたり、売っていたりする光景も見られ、創造産業(クリエーティブ産業)が活発なさまも見て取ることができます。


学生の街としての顔もバンドンにはあります。数ある大学の中でも、1920年に設立されたバンドン工科大学(ITB)は初代大統領のスカルノ大統領の出身大学でもあり、インドネシアの高校生の間で最も人気があり最も名誉のある大学の1つとなっています。そのほかにも、インドネシア教育大学など50近くもの高等教育機関があります。そのため、そこに通う学生も数多くバンドンに住んでいます。

高速道路の建設現場


バンドン及びバンドン周辺地域での開発計画としては、現在高速道路が建設されており、それに合わせて住宅やショッピングモールなどの建設も予定をされています。交通整備や中心部への集中を避けるためでもあると思いますが、高速道路が開通し、利便性が高まればバンドンの街がさらに発展していくのではないかと考えられます。

バンドン郊外の建設中の家


バンドンは歴史のある街でもあり、大学生・アーティストの街でもあり、観光の街でもあり、という多様な面がある街です。また、質の良い人財もいることから、ビジネス面でも大きく飛躍する可能性が感じられる街なのではないでしょうか。また、開発が進んでいく都市でもありますので、魅力のある場所ではあると思います。


次回のインドネシア編の最終回では、インドネシアの経済発展と課題について書いていきたいと思います。