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2024年のご挨拶

2024年のご挨拶

こんにちは。
exit.です。


昨年は皆様に大変お世話になり、ありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い致します。


本年最初の投資関連コラムは2023年の株式のリターンを振り返りながら、2024年にテーマや新NISAについて取り上げました。


まずは、2023年の株式相場の振り返りをしたいと思います。日本の株式市場の2023年のリターンは、日経平均で+28.24%、TOPIXでは+25.09%となりました。アメリカの株式市場では、NASDAQが+43.42%、NYダウが+13.70%、S&P500が+24.23%となりました。ヨーロッパでは、ユーロストック50が+19.19%、イギリスのFTSE100は+3.78%となりました。新興国では、中国香港市場(香港ハンセン指数)はー13.82%のリターンとなり、深センはー13.54%、上海総合指数はー3.70%でした。ベトナムの株式指数であるハノイ30は+12.56%、インドは、NIFTY 50で+20.03%、BSE SENSEXは+18.74%のリターンとなりました。


2023年は比較的株式にとっては順調な年でしたが、中身を見ると日経平均やアメリカのNASADQ、欧州のユーロストック50などと比較してイギリスの株価の上昇は見劣りするものとなり、新興国でもインドやベトナムと比較すると中国はマイナスに沈む等、明暗が分かれる結果となったと言えるかもしれません。そして、2024年ですが、今年は選挙の年と言っても良いほど、様々な国で選挙が控えています。1月13日には台湾総裁選、2月14日にはインドネシアの大統領選、3月17日はロシアの大統領選、4月~5月にはインドで総選挙があります。さらには、6月2日にはメキシコで大統領選、6月6日~9日にかけて欧州議会選挙、9月には日本で自民党の総裁選、11月5日にはアメリカの大東慮選挙及び上院下院議員選挙があり、時期は未定ですが、イギリスでもスナク首相が下期に総選挙を示唆しているとの報道があります。2024年はまたアメリカやヨーロッパをはじめ利下げが行われる可能性が非常に高い年となっています。利下げが行われれば株式は上がるという論調が強いのですが、景気動向や経済が不調に陥った場合、利下げで株価が上がっても、結局は経済状況悪化による企業業績の悪化で株価が下がることが多いため、利下げの後の経済動向には注意が必要となります。今年は選挙動向と金融政策、経済動向と注目すべきポイントが多くなる一年になると思われます。


今年から新NISAがスタートしました。年間120万円のつみたて投資枠と年間240万円の成長投資枠の併用が可能であるため、年間合計360万円が非課税で投資ができるようになります。非課税保有限度額としては、つみたて投資枠で600万円、成長投資枠で1,200万円の合計1,800万円で、最短5年で非課税投資枠がすべて埋まる計算になります。また非課税保有期間も、以前のつみたてNISAであれば20年間、一般NISAであれば5年だったものが、無期限化しています。つみたて投資枠の投資対象商品としては、つみたてNISAと同様に低コストのインデックスファンドが中心となっています。成長投資枠については、投資対象商品が増え、ETFを含めた上場株式やアクティブファンドも対象となっています。一般口座や特定口座との損益通算ができない点は、前回のNISAからは変わっていないため注意が必要となりますが、非課税投資枠の拡大や非課税投資期間の無期限化しているなど、長期投資を前提にすれば非常に優れた制度となっています。
※すべての上場株式やファンド(投資信託)が対象となるわけではなく、金融庁が一定の基準を満たすもの、という形で制限をかけています。


最後にはなりますが、このたび令和6年能登半島地震により被害を受けられたみなさまには、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。


2024年も引き続き皆様のお役に立つ情報を発信していければと思いますので、今年も何卒宜しくお願い致します。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。


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