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世界経済 シンガポール編 第3回目

世界経済 シンガポール編 第3回目

こんにちは。

exit.です。

最終回となる今回は、先進国投資・新興国投資・フロンティア市場投資についてです。


先進国に投資する、新興国に投資する、フロンティア市場に投資する、それぞれの場合の特徴やリスクについて知っておくことは、投資戦略やリスクを考える際には非常に大切なポイントとなってきます。以下に簡単にまとめておきます。


・先進国投資

法律を含めた制度が整備されているため、安心して投資ができる環境にあります。

株や債券の値動きは一般的に新興国などと比較して、安定しています。

ただ、このことは高いリターンを見込みづらい、と言い換えることもできます。


・新興国投資

先進国からの工場建設・移転などの直接投資により、雇用が生み出され、成長していく段階です。この段階では、所得の向上による消費の増加やさらなる設備投資の増加などの要因で高い経済成長率を見込むことができます。ただ、国によっては、政治的なリスクが高く、投資をする際には注意が必要となります。また、先進国への投資と比較すると値動きの荒いものが多く、リスクが高くなります。


・フロンティア市場投資

新興国ほどまだ開発がされていないため、成長の余地が大きい市場です。

また、人口ピラミッドが理想的なピラミッド型であることが多く、所得の伸びが消費の伸びにつながりやすいことも特徴です。経済(市場)開放が進んでいないなどの理由で株式は割安で放置されていることが多いですが、リスクは高くなります。


自分がどの国に投資をするのか、どのような商品(株、債券、不動産など)に投資をするのか、どのくらいの期間(短期なのか長期なのか)で投資回収を目指すのか、どのくらいのリスクを受け入れることができるのか(リスク許容度の測定)、ということをしっかりと考え抜いたうえで投資を行えば、仮に損失が出たとしても、納得しやすいのではないでしょうか。

※本コラムに書かれている内容は将来のことを保証するものではございませんので、ご了承ください。


また、海外に行くことがあれば、現地で仕入れてきた情報を皆様に提供できればと思います。