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FP/経営 家計と企業(会社)のお金まわりの見直しについて

FP/経営 家計と企業(会社)のお金まわりの見直しについて

こんにちは。

exit.です。

今回は、家計と企業(会社)のお金の見直しについて取り上げたいと思います。家計でも企業でも収入を得て(家計であれば給料や報酬、企業であれば売上など)、お金を使い(家計でも企業でも浪費・消費・投資にお金の使い方の分類ができます)、借入がある場合は借入の返済(マイホームローンや事業借入など)を行っています。まとまった休みの時期などには将来のことやお金のことを考える時間も取りやすいと思いますので、今回のテーマとして選びました。


まずは、支出の分析及び削減です。企業でも家計でも何にお金を使ったのかの記録はとても大切です。そして、記録を続けていくとどのような項目でお金を使っているかが見えてくるようになり、分析することができます。支出の中で無駄遣い(浪費として分類できるもの)になっているもの(使っていないサブスクリプションサービス)や節約できるもの(スマホの見直しによる通信費の節約、保険の見直しによる保険料の削減など)はないかを探して削減することが家計の改善に繋がっていきます。これは企業でも同じことで、浪費を無くしたり、無駄な経費を削減したりすることは企業体質の強化につながります。家計でも企業でも、支出の分析及び削減をすることで貯蓄と投資のバランスを取りやすくなります。


次は、貯蓄と投資です。家計の健全な運営には、貯蓄や投資を意識することが、企業の経営には、利益と投資を意識することが重要です。家計であれば、毎月の収入の一部を貯蓄に回すことで、将来の不測の事態に備えたりすることができます。そして貯蓄以外の余剰資金がある場合には長期的な家計の「目標」に応じて、投資(iDeCoやNISAなどの制度を利用する事や長期積立分散投資が大切です)を行うことが大切です。その際に大切になるのは、投資は目標ではなく、家計の目標を達成するための手段であることを理解しておくことです。ここを理解していないと、リターンだけを見て投資を行い、結果としてリスク許容度を超えた投資を行ってしまう可能性が高くなります。もし、リスク管理などに不安がある場合には、信頼できる専門家のアドバイスを仰ぐことを考えるのも良いかと思います。企業でも、利益を積み上げて自己資本比率を上げることや、事業で生み出されたお金をさらなる事業投資に回すことができるようになります。企業が利益と投資のバランスを崩してしまうと、財務諸表の中で借入が大きくなりすぎたり、企業の規模の割に固定資産の割合が大きくなりすぎたりしてしまいます。家計も企業も一度バランスを崩してしまうと立て直しに時間がかかることが多くなります。


そして借入金の管理と返済です。借入金(借金を含む)がある場合は、返済プランの策定とその管理がとても重要になってきます。高い金利でお金を借りている場合は早めに返済することで利息負担を軽減することができます。まだ残高がある程度残っている場合には借り換えを選択肢として考えても良いと思います(借り換えに係るコストや手間を考慮に入れても削減できる利息などのメリットが上回るためです)。もし、返済が厳しいと感じたり、返済に苦しんでいたりする場合には、相談できる機関や専門家に相談することも選択肢の一つとなります。


家計の場合は支出や貯蓄、投資、借入などについての見直しは一度行って終わるものではなく、必要に応じて半年ごとや一年毎に行うことが望ましいです。企業の場合は、毎月の月次決算を行っていれば、都度数字について見ることになると思います。企業でも必要に応じて予算を見直すなど柔軟な対応が大切になる局面もあると思います。家計も状況や各人のライフスタイルによっては、より頻繁な見直しが必要な場合もあります。特に大きな変化がある場合(結婚、子供の誕生、住まいの変更、新しい仕事など)は、見直しの頻度を上げることが大切になります。重要なのは、見直しを定期的に行うことで、家計の健全性や企業の財務体質を維持・改善し、目標に向かって進むための方向性を見失わないことです。家計や会社の状況に合わせて適切な見直しの頻度を設定し、健全な運営を目指していくようにしていくことが重要です。「目標」達成のために、専門家の力が必要になることもあると思いますので、弊社のサービスが役に立つこともあると思いますので、是非お気軽にご相談いただければと思います。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。

※次回のコラムの更新はお盆休み後の8月23日(水)となりますので、よろしくお願い致します。


本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。


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