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FP お役立ち情報 掛け捨て型保険について

FP お役立ち情報 掛け捨て型保険について

こんにちは。

exit.です。

今週は掛け捨て型保険について取り上げていきたいと思います(先週は積立型(貯蓄型)保険について取り上げました)。


掛け捨て型保険とは、保険を解約したときに受け取れる解約返戻金や保険期間満了時に受取れる満期保険金が無い、もしくはあっても少額となる保険商品のことです。掛け捨て型保険には、①定期保険、②収入保障保険、③(一般的な)医療保険、及び④(一般的な)がん保険などがあります。


① 定期保険

定期保険は、一定期間のみを保険期間とする死亡保険です。保険期間中に亡くなった場合や所定の高度障害状態になった場合に死亡保険金や高度障害保険金が支払われます。保険期間は、年数で決めるタイプ(年満了)と、65歳満期などの満了時の年齢で決めるタイプ(歳満了)があります。年数で保険期間を決めるタイプの定期保険は、「更新型」と呼ばれる保険期間が満了すると更新できる定期保険もあります。ただし、更新の際に保険料は更新時の年齢と保険料率で再計算されるため、更新前と同じ条件や同じ保険金額で更新する場合は一般的に保険料が高くなりますので注意が必要となります。また、保険期間の満了期間を定める定期保険の場合は、保険期間が満了すればそのまま契約終了となるため、「全期型」と呼ばれることがあります。全期型では、満期保険金などはなく、解約した場合の解約返戻金も無いもしくは少額となります。保険料は、同じ保険金額の終身保険などと比較して安くなります。


② 収入保障保険

収入保障保険は、被保険者が亡くなったり、高度障害状態になったりした場合に、保険期間が終わるまで毎月(もしくは1年ごとなど)継続して一定の金額を受け取ることができる保険(死亡保険の一種)です。受け取るお金を一括でもらうことも可能ですが、その場合の受取金額は毎月受け取る場合などと比較して少なくなることがある点には注意が必要です。また、収入保障保険は、契約から期間が経過するほど、受け取るお金の総額が少なくなっていきます。一般的には、解約返戻金や満期保険金は無いです。収入保障保険は、万が一の際に、(残された)家族の生活費を確保するために加入することが多い保険です。


③医療保険

医療保険は、病気・怪我による入院・手術などに備える保険です。主な保障内容としては入院給付金や手術給付金があり、通院保障/三大疾病や生活習慣病/女性特有の疾病/先進医療への保障などがあるものや、特約としてつけることができる保険商品があります。医療保険には、保障期間のある「定期型」と、一生涯保障される「終身型」とがありますが、どちらであっても保険料は掛け捨てとなるのが一般的です。また、一定の条件を満たすと還付金やお祝い金など(受け取れる還付金などの名称は保険商品によって異なります)が受け取れる保険商品もあります。


④ がん保険

がん保険とは、がんの保障に特化した(医療)保険商品のことです。がん保険も、医療保険と同様に、保障される期間の決まった「定期型」と、一生涯保障される「終身型」があります。がんと診断された場合には一時金を受け取ることができ、入院や手術の際には給付金を受け取ることもできます。また、医療保険と同様に一定の条件を満たすと、還付金やお祝い金などを受け取ることができる保険商品もあり、がん治療の先進医療特約なども付けることができます。


保険は、誰のために、そして何のリスクに対する備えなのか、ということを明確にした上で、契約をすること及び保険の見直しを行っていくことが大切になります。保険の掛け過ぎは問題ですが、保険の掛けなさすぎも問題ですので、ライフプランを考えたうえで必要な保証額や不足している保証額などを補うようにしてもらえればと思います。


来週のコラムでは、積立型・貯蓄型保険と掛け捨て型保険のそれぞれのメリット及びデメリットについて取り上げていきたいと思います。


※本コラムで取り上げております保険の内容などについては、一般的な特徴であり、保険契約や見直しの際には、保険代理店や保険を取り扱うファイナンシャルプランナーなどにご相談をいただければと思います。弊社でも保険の見直しを含めたライフプランニングのコンサルティングサービスを提供しておりますので、ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。


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